亡命政府(ぼうめいせいふ、英語: government in exile)とは、クーデターや他国による占領などでその国の政治から排除された元首または国民などが、外国に脱出してその地で組織する政府組織である。通常は転覆された政権のメンバーが中心となって亡命先で結成し自らの正統性を主張しているものを呼ぶ。いくつかの国家の支持・支援を受けている場合もある。 なお亡命政府を自称し継承を主張するが実態が伴わない(かつての政権のメンバーが参加していないなど)団体も多数存在する。 ガンデンポタン(チベット亡命政府) - 1642年以来、首都ラサを拠点としてチベットのウー、ツァン、ガリー等を統治したが、清の併合を受けてその従属下にあった。1912年の辛亥革命の混乱期に独立するが、中華民国は独立を認めず、同国の西蔵地方としていた。チベットは国際社会からは独立国と認められず、日本を含む外国製の世界地図では中華