私が代表を務めるNPO法人POSSEにはいま、コロナウイルス感染拡大の影響を受けた生活困窮に関する相談が次々と寄せられている。4月15日時点で総数194件にも上る。そのほとんどが4月以降に来たものだ(なお、労働相談件数はこれとは別に、外国人を含む1000件以上が寄せられている)。 今回は、これらの生活困窮者からの相談をもとに、コロナ問題が生活困窮者に与えている影響を傾向を明らかにしていきたい。そして、これを踏まえ、必要な対策を提言していきたい。 あらかじめポイントを示しておくと、 (1)政府の政策が機能しておらず、非正規雇用が生活困窮者へ (2)20代の女性からの相談が特に多い (3)制度の「はざま」に置かれたケースが多い (4)適切に制度が運用されていない の四点である。 (なお、NPO法人POSSEでは、大学生、大学院生、若手社会人のボランティアが、コロナ関連の外国人・貧困支援や、労働
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