宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が目指す2014年度の打ち上げに不透明感が強まっている。宇宙政策の司令塔として新たに発足した「宇宙戦略室」が17日に公表した来年度の宇宙関係予算の方針で、明確な考えを示さなかった。文部科学省は概算要求に開発費を盛り込む考えだが、14年度打ち上げの道はなかなか見えてこない。予算方針は元宇宙飛行士らで構成する「宇宙政策委員会」で議論し、宇
はやぶさ(第20号科学衛星MUSES-C)は、2003年5月9日13時29分25秒(日本標準時、以下同様)に宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機で、ひてん、はるかに続くMUSESシリーズ3番目の工学実験機である。開発・製造はNEC東芝スペースシステムが担当した。 イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏にアポロ群の小惑星(25143)イトカワへ到達し、その表面を詳しく観測して[注釈 1]サンプル採集を試みた後、2010年6月13日22時51分、60億 kmの旅を終え地球に帰還し、大気圏に再突入した[3][4]。地球重力圏外にある天体固体表面に着陸してのサンプルリターンに、世界で初めて成功した。 はやぶさは2003年5月に内之浦宇宙空間観測所よりM-Vロケット5号機で打上げられ、太陽周回軌道(他惑星同様に太陽を公転する軌道)へ投入された。その後、搭載する電気推進(イオン
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