来年のNHK大河ドラマの主人公・黒田官兵衛にちなみ、ゆかりのある福岡市が公募で選んだゆるキャラのデザインが、兵庫県姫路市のゆるキャラと酷似していることがわかった。 福岡市などが2日に発表した「ふくおか官兵衛くん」は、赤いよろいと陣羽織を着用。官兵衛愛用の「合子形(ごうすなり)」のかぶとに、「藤巴(ふじどもえ)」の家紋が入っている。応募のあった107点の中から決定した。姫路市が2月に発表した「かんべえくん」も、ほぼ同じデザイン。刀を差していたり、采配を持つ手が逆だったりと細かい違いはあるが、草履から赤いほっぺたまでそっくりだ。 発案者はどちらも大阪市のデザイナーで、名前は異なる。賞金は福岡市が10万円、姫路市が20万円。福岡市では、選考途中に似ていることが判明したが、選考委員の約5割の支持を集めた。姫路市の許可を得て、使うことにしたという。 福岡市は「公正な選考の結果なので使っていきたい」と