(CNN) 大型の温帯低気圧「サンディ」で大きな被害が出たニューヨークで、米議会選候補者の陣営責任者とみられる男性が短文投稿サイトのツイッターを通じて次々にデマ情報を流していたことが分かった。男性は30日夜にツイッターで謝罪したが、男性の刑事訴追を求める声も一部で上がっている。 サンディが米東海岸に上陸した29日夜、6500人がフォローする「@ComfortablySmug」というアカウントに、矢継ぎ早のツイートが投稿された。その内容は「速報:電力会社がマンハッタン全域の電力供給停止に着手」「速報:クオモ知事がマンハッタンで足止め。安全な避難所に移動」など、不安と混乱をあおるようなデマが大半を占めた。 投稿のうち2件はそれぞれ500回以上も引用されたが、一方で信憑性を疑う投稿も相次ぎ、電力会社も否定のツイートを掲載した。@ComfortablySmugは実名を明かしていなかったが、ある男性
(CNN) ハリケーン「サンディ」は米国の東部海岸などに甚大な被害をもたらしたが、バージニア州アーリントン国立墓地内にある無名戦士碑では暴風雨が吹き荒れる間も陸軍による歩哨任務が続けられた模様だ。 歩哨任務は1937年から始まり、現在は第3歩兵連隊の兵士が担当している。この任務は兵士にとって最高の名誉との受け止め方があり、ハリケーン「イサベル」が2003年秋に米東部地域に襲来した際も中断されることがなかった。歩哨に就いていた兵士は退避を命じられたが、これに従わず持ち場を離れなかったという。 サンディが米東部に近付いていた10月29日、CNNは歩哨兵士の任務遂行の撮影を陸軍当局に申請したが、断られた。サンディのために墓地が公開禁止となって兵士の制服が迷彩色のものとなり、撮影に適さないとの理由からだった。 陸軍は無名戦士碑を守る歩哨の姿をとらえた複数の写真を提供した。ただ、降雨の中で無名戦士碑
イスラマバード(CNN) 米東海岸を襲った温帯低気圧サンディの被災者に、意外な人物が支援を申し出ている。米国務省が1000万ドル(約8億円)の懸賞金をかけて行方を追っているハフィズ・サイード氏。パキスタンのイスラム過激派「ラシュカレトイバ」に関連する福祉団体「ジャマートゥル・ダワ」の指導者だ。 サイード氏は30日夜、「被災者を無条件に支援する」との声明を出した。「米政府の許可が得られれば、人道支援として医師や救助活動の専門家、食料、医薬品を送り込む」としている。 同氏はさらに、被災した米国人を信条にかかわらず助けることは「われわれの宗教上、道徳上の義務だ」と述べた。同氏の背後には、水没したニューヨークの地下鉄駅構内をダイバーが泳ぎ回る合成画像が貼られた。同団体は過去にスリランカやインドネシアの被災地を支援した実績があるという。 米当局は今年4月、サイード氏の拘束、訴追につながる情報の提供者
ニューヨーク(CNNMoney) 米東海岸では29日、ハリケーン「サンディ」の接近にともない、発電所をはじめとする公共施設に厳戒態勢が敷かれた。米原子力規制委員会(NRC)は同日、東海岸9カ所の原子力発電所で検査要員を増員したことを明らかにした。 NRCの報道官は、サンディの風速が上陸までに弱まるとの見通しを示し、原発の閉鎖は予定していないと述べた。また高潮で予想される水位も、危険水位より十分低いレベルにとどまると語った。一方で、各発電所で気象条件を監視している専門家らと連絡を取るなど、事態を注意深く見守る姿勢を強調した。 日本の福島第一原発事故では、浸水による電源喪失が炉心損傷につながった。同報道官はこれを踏まえ、米国の原発には2001年9月の米同時多発テロ以降、据え置き型と携帯型の非常用発電機を完備していると説明した。 東海岸一帯の送電システムを運用するPJMによると、万が一原発が停止
(CNN) 米東海岸沖を襲った大型ハリケーン「サンディ」の影響で29日までに、少なくとも10人の死者がでた。 クオモ・ニューヨーク州知事の広報担当によると、ニューヨーク州で5人が死亡。男性1人はクイーンズの自宅で木に当たって死亡したという。 ニュージャージー州では29日夜に車に木が当たって2人が死亡。ウエストバージニア州では48歳の女性が運転中にトラックに衝突し、死亡した。また、コネチカット州では倒れてきた木に当たって1人が死亡した。 ノースカロライナ州沖では英軍艦を複製した帆船「バウンティ」がハリケーンの影響で立ち往生し、乗組員2人が行方不明となっていたが、うち1人が遺体で発見された。 大型ハリケーン「サンディ」は29日午後に温帯低気圧となり、ニュージャージー州南部付近に上陸していた。東海岸一帯ではすでに冠水や停電の被害が出ている。
(CNN) 米東海岸沖を北上していた大型ハリケーン「サンディ」は29日午後(日本時間30日午前)、温帯低気圧となり、ニュージャージー州南部付近に上陸した。東海岸一帯ではすでに冠水や停電の被害が出ている。 国立ハリケーンセンターによると、サンディは29日午後5時の時点で最大風速約42メートルだったが、同7時の発表では風速約38メートルとなり、「熱帯性低気圧の特徴を失った」という。 同州アトランティックシティでは最大90センチ以上の冠水や送電設備の被害が報告され、海岸の遊歩道の一部が損傷した。 ノースカロライナ州からメーン州にかけての広い地域で強風や豪雨となっている。29日午後までに、23の州で暴風警報や注意報が発令された。西側の寒冷前線とぶつかって鉄砲水や吹雪が恐れもある。 すでに10州と首都ワシントンの約150万世帯で停電し、公共交通機関の運行停止や学校、政府機関の閉鎖が相次いでいる。送電
(CNN) 米南部を襲った熱帯低気圧「アイザック」の影響で、ミシシッピ、ルイジアナの両州で30日までに洪水や停電などの被害が広がり、住民数千人が避難、1人が死亡した。 アイザックはハリケーンとなって28日にルイジアナ州に上陸後、勢力が衰えて30日までに熱帯低気圧となった。しかしメキシコ湾岸の一帯ではこの日も豪雨が続き、ミシシッピ州とルイジアナ州はタンギパホア川流域の低地の全住民に避難命令を出した。 米国立測候所によると、タンギパホア川の水位は30日午前の時点で約5.2メートルと洪水位を超え、31日までに5.9メートルに達する見通し。ミシシッピ州にあるタンギパホア湖のダムは、決壊には至っていないものの損傷が激しく、周辺の住民や商店に避難勧告が出された。 同州ではこれまでに住宅数千棟が損壊し、住民多数が避難。道路上のがれきの撤去作業をしていたレッカー車の運転手が倒木の下敷きになって死亡した。
(CNN) 中米ハイチなどで被害を出した熱帯低気圧「アイザック」が米国に接近するなか、米国立ハリケーンセンターは現地時間の26日夜、ルイジアナ州からフロリダ州にかけての一帯に警戒警報を出して注意を呼びかけた。 アイザックは現地時間の同日午後から夕刻にかけてフロリダ州タンパ付近に到達し、29日にはルイジアナ州かミシシッピ州に上陸する見通し。「カテゴリー2」のハリケーンに発達する可能性もある。 ルイジアナ州ニューオーリンズは2005年に超大型ハリケーン「カトリーナ」の直撃を受け、多数の犠牲者を出した。ランドリュー市長は「十分な注意を払い、できるだけ早くから警戒態勢に入る」「かつてに比べて構造的な備えははるかに万全だ」と強調している。ルイジアナ州のジンダル知事は州全体に非常事態を宣言し、15郡の住民に自主避難を呼びかけた。 フロリダ州では一部地域が停電に見舞われ、マイアミ・デード空港は26日に発
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