国際水路機関(こくさいすいろきかん、英: International Hydrographic Organization、IHO)は、1967年に採択された国際水路機関条約に基づき、海図などの改善により航海を容易かつ安全にすることを目的に設立された国際機関。本部所在地はモナコ。IHO は大洋水深総図の作成に参画している。世界の海域の境界と名称を記載した『大洋と海の境界』の編集・出版も手がける。これらの出版は英語、フランス語、スペイン語で行われている。 IHOは、航海の安全に資するため、水路図誌の表記統一や各国の水路機関の協力調整、海図作成技術や水路学の研究を行っている[3][4]。1921年に設立された国際水路局(International Hydrographic Bureau,IHB)を前身とし、1970年に現在の組織に再編された[4]。海洋学者としても知られたモナコ大公・アルベール1