(CNN) イランで日本の忍術を習う女性らを取材したロイター通信が、その報道に「暗殺者」養成との見出しをつけ、虚偽報道などの罪に問われた裁判で、陪審は9月30日、同通信のテヘラン支局の責任者に対して有罪との判断を下した。 国営プレスTVが陪審員の話として伝えたところによると、陪審はロイター通信が国家に反する宣伝活動を行い、虚偽の情報を流して世論に悪影響を与えたとの判断を下した。 これに対し、ロイター通信側は「裁判所の判決を待つ」との立場を示した。10月中に判決が言い渡される見通しだが、同通信が上訴することも可能とされる。 問題のニュース映像は今年2月に配信された。イラン文化省はロイター通信に対し、「スポーツとして武術を愛好する大学生や主婦をテロリスト呼ばわりした」と抗議。同通信は「誤り」を認めて見出しを修正したものの、テヘラン支局のスタッフ11人が取材許可証の返上を言い渡される事態となって