去年10月、神奈川県葉山町の住宅で、娘2人を殺害したとして逮捕された母親について、横浜地方検察庁横須賀支部は、精神鑑定の結果、事件当時は善悪を判断できない状態で刑事責任を問えないとして不起訴にしました。 去年10月、葉山町の住宅で、43歳の母親が当時9歳の長女と当時生後9か月の次女の2人を刃物で刺して殺害したとして、殺人の疑いで逮捕されました。 警察などの調べに対して母親は、「子供を守るために刺した」などと供述し、その後も不自然な供述をしていたことから、横浜地方検察庁横須賀支部は、専門家に依頼して精神鑑定を行っていました。 その結果、事件当時は善悪を判断できない状態で刑事責任は問えないとして、横浜地方検察庁横須賀支部は26日までに、母親を不起訴にしました。