1936年12月13日に、スイスのジュネーヴにおいて、アーガー・ハーン3世の息子のアリ・ハーン王子(英語版)とラジュダウダ王女(結婚前の名称はジョーン・ヤード=バラー、Joan Barbara Yarde-Buller。イギリス貴族) の間に生まれる。幼少時、ナイロビ(ケニア)で過ごしたのち、9年間、スイスの寄宿舎学校ル・ロゼで学ぶ。1959年に、イスラム史専攻でハーバード大学を卒業した。 祖父の死去を受けて1957年7月11日にカリムは、「第49代イマーム」となり「アーガー・ハーン4世」となった。世界25か国に居住するイスマーイール派の精神的指導者となったアーガー・ハーン4世は、「全ムスリムの福祉の増大」を自分の使命と考え、多数の慈善プロジェクトのスポンサーになっている。1977年には優れたイスラーム建築に与えられるアーガー・ハーン建築賞も設立した。 また、これらの慈善プロジェクトの推進