IPAでは、2008年9月から標的型攻撃メールの相談窓口として「不審メール110番」(2010年10月から「情報セキュリティ安心相談窓口」に統合)を設置し、2011年10月には、おもに国家支援型と推定される標的型サイバー攻撃(APT)を受けた際に、専門的知見を有する相談員が対応する「標的型サイバー攻撃特別相談窓口」を設置し、相談を受け付けています。また、2014年7月には、経済産業省の協力のもと、標的型サイバー攻撃を受けている組織の対応を支援するサイバーレスキュー隊(J-CRAT)を発足させています。 標的型サイバー攻撃では、事象の発生や結果を集約し分析することで、個々の攻撃のみからでは分からない攻撃手口や傾向をとらえていくことが必要です。特に、標的型メール攻撃については限られた対象にのみ行われています。そのため、みなさまからの情報提供により、その手口や実態を把握することが最重要となります