「徳田球一いる日本へ返還を」=沖縄帰属で共産書記長に配慮−中国 「徳田球一いる日本へ返還を」=沖縄帰属で共産書記長に配慮−中国 日本共産党の徳田球一書記長(当時)が琉球人だから、沖縄の日本返還は可能だ、との対日講和討論会での発言記録が掲載された1950年5月の中国外交文書 【北京時事】中華人民共和国(中国)が1949年に成立後、第2次世界大戦に敗れた日本との講和会議に備えて50年5月、中国外務省主催で開いた内部討論会などの場で、日本共産党の徳田球一書記長(当時)が沖縄出身という理由から「中国は琉球(沖縄)の日本への返還を主張すべきだ」との意見が出ていたことが4日分かった。北京の外務省档案館(外交史料館)収蔵の外交文書や、当時を知る複数の中国共産党元幹部の証言から判明した。 沖縄は45年の終戦後、米国の占領統治下に置かれていたが、中国政府内には「琉球を取り戻せ」と唱える声もあった。「沖縄は