岸田外務大臣は、日本を訪れているインドのクルシード外相と会談し、中国が海洋進出を活発化させていることは共通の懸念で、対話によって解決すべきだという認識で一致しました。 会談は、東京都内で26日夜およそ3時間にわたって行われ、岸田外務大臣は、中国が海洋進出を活発化させていることについて、「日本だけでなく、地域にとって共通の懸念だ。一方で、日中関係は重要で、大局的観点から中国と対話を行っていきたい」と述べました。 これに対し、クルシード外相は、「日中で意見の相違があっても、対話以外では解決できない。インドも中国との間でさまざまな問題を抱えているが、対話を通じて解決を図っている」と述べ、中国の海洋進出の動きは、共通の懸念であり、対話によって解決すべきだという認識で一致しました。 一方、岸田大臣は、インド西部のムンバイでの地下鉄建設に対する710億円を含め、インドの社会基盤整備に総額でおよそ290