本日、以下の2件の防衛装備の海外移転について、「防衛装備移転三原則」(平成26年4月1日閣議決定)及び「防衛装備移転三原則の運用指針」(平成26年4月1日国家安全保障会議決定)に従い、国家安全保障会議で審議した結果、海外移転を認め得る案件に該当することを確認しました。 1.ペトリオットPAC-2の部品(シーカージャイロ)の米国への移転 ペトリオットPAC-2は、航空機等を迎撃するために米国が開発した地対空誘導弾であり、シーカージャイロは、シーカー(目標を捜索・検知及び追尾するためのミサイルの構成装置)の向きを検知するために、シーカーに組み込まれている部品です。現在、このシーカージャイロは、米国からのライセンスを受けて我が国で生産していますが、米国内での生産は終了しており、米国に生産ラインは存在していません。こうした中、このシーカージャイロの米国への移転については、米国によるペトリオットPA