貴乃花の大逆襲が始まる!? 日本相撲協会は4日、野球賭博に関与していた元大関琴光喜(34)と元大嶽親方(42)=元関脇貴闘力=の解雇を決定。謹慎する武蔵川理事長(62)=元横綱三重ノ海=に代わり、協会外部理事の村山弘義氏(73)が名古屋場所千秋楽まで理事長代行を務めることになった。理事会の席上で貴乃花親方(37)=元横綱=が自らの退職願を提出し、元琴光喜の処分軽減を訴える仰天行動に出たことが発覚。野球賭博問題は新たな展開をみせてきた。(塚沢健太郎) 理事会で元大嶽親方は退職金なしの解雇、元琴光喜は退職金約2600万円、功労金なしの解雇と決まった。その決定直前、貴乃花親方が退職願を手に「十両最下位からでもいいから(元琴光喜を)出直させてほしい」と待ったをかけたのだ。 貴乃花親方は6月28日の理事会でも、力士の大半が野球賭博にかかわっていた元関脇益荒雄の阿武松部屋が全員出場停止になりかけたとこ