フィリピンの首都マニラ近郊の町で、現地に住んでいた神奈川県出身の61歳の男性が、男に銃で撃たれて死亡し、地元の警察が殺人事件として捜査しています。 フィリピンの国家警察などによりますと、先月29日、マニラ近郊のカビテ州ダスマリニャスの市場で、神奈川県出身の新倉英雄さん(61)が買い物をしていたところ、近づいてきた男に突然、銃で頭を撃たれ、まもなく死亡しました。 男は新倉さんを撃ったあと、現場の近くに止めてあったオートバイで逃げたということです。 新倉さんはフィリピン人の女性と結婚して、去年10月に現地に移り住み、この日は妻の親類の女性と一緒に市場を訪れていました。逃走に使われたオートバイは、ナンバープレートなどから、新倉さんの妻とフィリピン人男性との間に生まれた29歳の義理の息子が所有していたことが分かり、警察はこの息子が事件に関わっていた疑いがあるとして事情を聞いています。