天候に左右されない再生可能エネルギーとして注目される地熱発電を、アフリカで普及させることを目指す国際会議がケニアで始まり、日本からも企業の担当者などが参加して、新たなビジネスチャンスに熱い視線を送っていました。 ケニアの首都ナイロビで21日に始まった会議には、アフリカやヨーロッパ、アジアなどおよそ35か国から、政府高官や企業関係者など600人余りが出席しました。地下の蒸気を利用して発電する地熱発電は、天候に左右されず安定した出力が得られる再生可能エネルギーとして世界で注目されています。 会議では、3年前から地熱発電事業を本格化させ、総電力量の1割以上を賄うまでになったケニアの取り組みが紹介されました。 ケニアのムシオカ副大統領は、「石油などの資源が乏しく、気候変動の影響で水力発電が不安定なケニアでは、地熱発電は欠かせない存在になっている」と述べました。アフリカ諸国の代表からは、普及に期待す