■武力によって大日本帝国(天皇制国家)の版図へ強制的に組み込まれ、皇民化政策のもとで植民地的支配を自ら被りながらも、侵略・植民地支配の先兵として動員され、さらに、本土防衛の「捨て石」とされ、住民の4人に1人が戦争で殺された沖縄。 ■敗戦後も米国軍政下に置かれ、日本(ヤマト)の「主権回復」後も裕仁天皇のメッセージによって占領状態が継続され、「復帰」後にも米軍基地(日米安保体制)の過重な負担を押しつけ続けられている沖縄。 ■日本国家は、「明治」から「昭和」にかけての戦争・植民地支配政策の推進とその破綻(敗戦)の負担も、戦後の平和憲法のもとで併存したアメリカ核軍事力に依存した日米安保体制の負担も、沖縄に押しつけ続けてきた。 ■今年政府は、「明治の精神に学び、日本の強みを再認識する」という「明治150年」キャンペーンを展開している。 「明治150年」とは近代天皇制の150年である。 日本(ヤマト)