汪 洋(おう よう、英語: Wang Yang、ワン・ヤン、1955年3月12日 - )は、中華人民共和国の政治家。中国共産党第19期中央政治局常務委員会委員、第17・18・19期中央政治局委員。第9代・第13期中国人民政治協商会議全国委員会主席。前国務院副総理(副首相)、広東省党委員会書記、重慶市党委員会書記。党内序列は習近平党総書記(最高指導者の役職)・李克強国務院総理(首相の役職)・栗戦書全人代常務委員長(国会議長の役職)に次ぐ第4位であった。 1955年3月12日に安徽省宿県にて、貧困家庭に誕生する。早くに父を失い、1972年に高校卒業の学歴さえ無いまま、故郷である安徽省宿県(現在の宿州市)の食品工場で労働者として働き、1975年8月に中国共産党に入党した[1]。文革末期の1976年2月、安徽省宿県地区「五七」幹部候補生学校教員となり、後に党委委員となった。1979年に中国共産党中