上海幇(シャンハイバン、上海帮, 拼音: Shànghǎi Bāng、上海閥)は、中国共産党内の非公式派閥の一つ[1][2]。 六四天安門事件後、江沢民が総書記に就任した理由のひとつに中央におけるしがらみのなさがあった。しかし、中央入り後、地盤を持たない江沢民は保革の間を文字通り右顧左眄する事態におちいり、徐々に上海時代の部下を中央入りさせたとみられる。 構成員は 上海市党委書記時代の部下 総書記就任以降 の2つに分かれ、前者は呉邦国、曽慶紅、黄菊、陳至立、陳良宇が、後者は賈慶林、李長春、呉官正、劉淇、曾培炎、張徳江、周永康、劉雲山、回良玉、韓正、華建敏らと推測される。なお、江沢民が上海市党委書記時代に市長だった朱鎔基は中央入り要請を何度か固辞しており、また、副総理、総理時代も一枚岩とはいえなかったため上海幇には数えないのが一般的。 そのなかで、曽慶紅は天安門事件直後に中央弁公庁副主任に就