日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 第1部では「人口減少カレンダー」とし、2017年から2065年頃まで、いったい何が起こるのかを、時系列に沿って、かつ体系的に示した。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として、なるべく具体的に提示した。本書は、これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書となる。 日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。 書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物
![『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(河合 雅司):講談社現代新書 製品詳細 講談社BOOK倶楽部](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f3ed0a93ae8f82f3d4825b8b6602d8afb43a1796/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcv.bkmkn.kodansha.co.jp%2F9784062884310%2F9784062884310_w.jpg)