最近IoT (Internet of Things) の話題がマスコミや展示会などで数多く取り上げられています。2月末に開催されたMobile World Congress2014では主要なテーマとして多くの講演がありましたし、日本国内でも既に「普及期を迎えるM2M機器間通信」や「到来IoT時代」(ともに日経産業新聞の記事)という形で紹介されています。また、通信事業者各社においても自動車や電力向けにM2M事業の拡大を図っている姿が浮彫になっています。 それでは最近使われることが多いこのIoTと従来言われてきたM2Mとはどうちがうのでしょうか。定義は必ずしも明確なものはありませんが、M2Mは機器間の通信で通信モジュールを自動車やスマートメーターに付けるのが典型的な例で通信機能を付加するだけですが、IoTでは機器が自律的に情報を収集し送受信(交換)することを想定しています。即ち、単にデバイスが