知り合いにマッキンゼー・アンド・カンパニーの人間も多いのですが、この半年ぐらいの間に、事ある毎にこの本がもたらした負のインパクトに関して耳にしました。事実関係を正確に把握できる立場にはいませんが、他のレビューの方々が記載しているように、著者が現在行なっている事業の広告宣伝を目的として作成した著作のようです。また、その過程で、事実を詐欺ではないラインまで誇張している側面もあるとのことで、関係者の方々はとても迷惑を被っているとの話を伺いました。 複数の関係者の話を総合すると、第一に、一億円を貰う人はほとんどいない。第二に、彼はマッキンゼーの最年少マネージャーではなかった(一時点において東京オフィスで最も若かった)。第三に、転職理由に関してもここに記載されているような高潔な理由ではなかったそうです。こういった小さな事実の積み重ねが、このコンサル会社の一般的なイメージを強く毀損する結果になっている