InChI=1S/C8H15NO2/c9-5-6-1-3-7(4-2-6)8(10)11/h6-7H,1-5,9H2,(H,10,11)/t6-,7- Key:GYDJEQRTZSCIOI-LJGSYFOKSA-N トラネキサム酸(トラネキサムさん、Tranexamic acid)は、人工合成されたアミノ酸であり、止血剤・抗炎症剤として出血の予防・治療に用いられる。重度外傷、分娩後出血、外科手術、抜歯、鼻出血、重度月経などに投与される[1][2]。遺伝性血管浮腫にも使用される[1][3]。 1962年に岡本彰祐と岡本歌子により開発された[4]。現在WHO必須医薬品モデル・リストに収録されている。日本国内では止血剤としてトランサミンなどの商品名でも販売され、また後発医薬品も存在する。肝斑の適応では第一類医薬品のトランシーノ内服薬が販売されており、ほか美白有効成分として化粧品にも含有される。