元米軍人が刃物持ち暴れる 警官が２回発砲 うつ病歴も 広島 - MSN産経ニュース８日午前０時半ごろ、広島市西区三滝本町の民家で、元米軍岩国基地所属の海兵隊員の妻（３７）が広島中央署に「夫が暴れている」と届け出た。警察官が駆け付けると、男が家の外に出てきて包丁を突き付けるなどしたため、５人いた警察官のうち自動車警ら隊の男性巡査長（２７）が拳銃を空に向けて２回発砲した。 男は無職のダウランド・ブレント・アダム容疑者（４４）＝西区三滝本町。広島中央署は公務執行妨害と銃刀法違反容疑の現行犯で逮捕した。けが人はいない。 広島中央署によると、アダム容疑者は米軍を今月、退役したばかり。うつ病で入院歴があり発生時には酒を飲んでいた。 逮捕容疑は、包丁を持って警察官に抵抗した疑い。 県警自動車警ら隊の片岡伸夫隊長は発砲について「現時点では適法と考えている。今後詳細な調査を行い判断されることになる」としている。
