30年代原発ゼロを再検討=新増設にも含み−茂木経産相 30年代原発ゼロを再検討=新増設にも含み−茂木経産相 茂木敏充経済産業相は27日未明の記者会見で、2030年代に原発稼働ゼロを目指すとした民主党政権のエネルギー戦略について「再検討が必要だと考えている」と述べ、見直しを進める姿勢を示した。 着工済みの電源開発(Jパワー)大間原発や中国電力島根原発3号機については、建設を認めると表明。未着工の原発の新増設は「いまイエスかノーかを決めるのではなく、今後専門的知見を十分蓄積した上で政治判断したい」とし、建設を認めないとしていた前政権からの方針転換に含みを残した。 原発の再稼働に関しては「原子力規制委員会で安全性が確認された原発は、規制委の判断を尊重し政府の責任で再稼働を進める」とした。 使用済み核燃料を再処理する核燃料サイクル政策は「今、放棄する選択はあり得ない」とし、継続する方針を示