五十嵐文彦財務副大臣は21日、投資顧問会社「AIJ投資顧問」による年金消失問題に関連し、「AIJのほかにも四つくらい問題のある業者があると言われている。(年金基金などの)犠牲者がたぶん出てくる」と述べた。 不透明な営業と資産運用を行っている投資顧問会社がAIJのほかにもあり、今後も同様の問題が発覚する可能性があるとの見方を示した。 埼玉県狭山市で開いた後援会の集会で発言した。金融庁が投資顧問会社を対象に実施している実態調査を踏まえた発言で、五十嵐氏は「AIJとそっくりのやり方でお金を集めているところもある」と指摘し、投資顧問業界を巡る問題の根深さに警鐘を鳴らした。