世界的に続く金融緩和政策の効果か、今年は不動産関連銘柄の調子がいい。今年の米国では、住宅市況の回復に乗り、ホームビルダーと呼ばれる住宅建築業の株価が業種別で最もいい。 日本でも33種ある東証業種別株価指数中、年初来トップを走るのは不動産業。投信でもリート(不動産投資信託)のパフォーマンスがいい年となっている。 今月は『三菱地所』(東1・8802)などの大手銘柄も揃って年初来高値抜いてきたが、ここはもう少し規模の小さい、値動きの荒い中堅不動産を久しぶりに見てみたい。銘柄は『サンフロンティア不動産』(東1・8934)。 実は2006年前半のプチバブル相場末期、当コーナーでも注目していた銘柄。しかし、その後の金融危機と不動産不況により、07年初めに30万円だった株価は昨年7月に7000円を割るところまで大暴落した。 そして再び状況は変わりつつあり、先週は一時、3万6000円まで急騰。年初来で4倍