海上自衛隊の新型護衛艦「すずつき」(約5100トン)の命名・進水式が17日、長崎市の三菱重工長崎造船所であり、自衛隊関係者ら約3000人が出席した。 2013年3月に就役予定の「てるづき」の同型艦で、全長151メートル、幅18・3メートル。高性能レーダーや対空ミサイルなどを装備している。艦名は旧日本海軍の防衛駆逐艦「涼月」などにちなみ、森本防衛相が命名した。総工費は約726億円。 式典では、船を固定する支柱が外された後、長島昭久防衛副大臣がつなぎ留めていたロープを切断すると、巨大な船体が汽笛を鳴らしながらゆっくりと着水。出席者から大きな拍手が起きた。 今後、内装などの工事をして14年3月に就役予定。所属先は未定だが、イージス艦の護衛などにあたる見通しという。