急速に少子高齢化が進む日本。労働力人口の減少や、国内市場の縮小などにより、経済活動への悪影響が懸念される。また税収減、社会保障費の増加により、財政への悪影響も懸念される。これらの解決策の一つとして、移民受け入れが考えられるが、国内に反対論が根強い。そこで注目されるのが、ロボットの活用である。 ◆今後急速に進む少子高齢化と人口減 日本は世界一の長寿国で、「超高齢社会」になっている。これは、総人口に対し、65歳以上の高齢者人口が占める割合(高齢化率)が21%を超えた社会のことだ。日本の高齢化率は26%だ。 総務省統計局の人口推計によると、2月1日時点での日本の総人口は1億2697万人(概算値)。前年同月比で22万人減となった。2050年までには、総人口が9500万人に減少すると予測されているという。国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」によると、2060年まで