オーストラリアは、4年前に南極の氷の上に滑走路を建設しましたが、このところ温暖化の影響とみられる気温の上昇で氷が溶けるなどして、滑走路の安全を確保できない事態となっています。 オーストラリアは、南極にある基地への研究者の移動や物資の輸送を円滑化にするため、4年前、氷の上に滑走路を建設し、夏の間、利用してきました。 ところが、このところ南極では夏の気温が上昇し、氷の表面が溶けたり、氷が飛行機の着陸に耐えられる固さとなる温度まで下がらず、安全を十分に確保できない日が増えているということです。 当初は、1シーズン当たり20便程度の運航が見込まれていましたが、昨シーズン運航できたのはわずか4便で、今シーズンも6便しか運航が決まっておらず、来年1月以降のフライト計画も立てられない状況です。 オーストラリア政府は、南極での新たな滑走路の建設を検討しているということですが、温暖化傾向が今後も続けば、滑走