平等院鳳凰堂 半世紀ぶりの大修理 NHKニュース京都府宇治市にある国宝の平等院鳳凰堂（ほうおうどう）で５６年ぶりの大規模な修復作業が始まり、安全を祈る儀式が営まれました。 およそ１０００年前の平安時代後期に建てられ、世界遺産にも登録されている平等院鳳凰堂では、昭和３１年以来５６年ぶりとなる大規模な修復作業が始まりました。 これに合わせて、作業の安全を祈る儀式が行われ、雅楽が流れる中、僧侶たちがお経を唱え、長いつえで円を描きながら、国宝の阿弥陀如来坐像や（あみだにょらいざぞう）雲中供養菩薩像（うんちゅうくようぼさつぞう）の魂を大理石の玉に移し替えていきました。 平等院鳳凰堂では、２年かけて、傷んだ屋根の瓦のふき替えや、柱や扉の塗り替えが行われることになっていて、鳳凰堂の内部は再来年３月まで拝観ができなくなり、建物が徐々に覆われて外観も見ることができなくなるということです。 平等院の神居文彰住職は「日本の文化である木造建築では、修理は欠かせ
