“日本直販”民事再生法申請 競争激化で NHKニューステレビショッピングをいち早く手がけた「日本直販」を運営する大阪の通信販売会社が、インターネット通販との競争が激しくなって経営に行き詰まり、裁判所に民事再生法の適用を申請しました。 民事再生法の適用を申請したのは、大阪・中央区に本社がある通信販売会社「総通」です。 「総通」は、昭和３６年に創業し、「日本直販」の名前でいち早くテレビショッピングに参入し、テレビ局を通じて全国的に通信販売を行い、「高枝切りバサミ」などのヒット商品も生み出ました。 しかし、ここ数年はインターネットを使った通信販売との競争が激しくなって売り上げが大幅に減少し、経営に行き詰まったもので、９日、大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。 会社側の弁護士によりますと、負債総額は１７４億円余りに上るということです。 会社では「営業は継続し、商品の受注、発送はこれまでどおりに行っていく」としています。
