兵庫県尼崎市の一連の死体遺棄事件のうち、男性を殺害した疑いなどで再逮捕された角田美代子容疑者が、兵庫県警察本部の留置場で自殺したことが分かりました。警察庁は「このような事態になったことは大変遺憾だ。留置場における監視の状況などを検証し、改善すべき点があれば再発防止策について全国の警察に指示したい」としています。 警察庁によりますと、今回のように警察の留置場で容疑者などが自殺したケースは、平成20年からのおよそ5年間で合わせて23件に上っています。容疑者の死亡、中でも複数の人物が関わっている事件で主導的な役割をしたとされる人物が死亡する事態は、犯行の動機やその背景など事件の真相解明にとって大きな障害となります。 このため、国家公安委員会の規則では、留置場の担当者は、見回りなどの必要な措置をとり、留置される者の行動や施設に異常がないかについて、注意を払わなければならないとされています。 全国の