国交省が国立公園に無断で建物 NHKニュース徳島県鳴門市の国立公園内で、国土交通省が、法律に定められている環境省との事前協議を行わずに建物を設置したとして、環境省は、景観上問題がないか現地調査を行うことにしています。 この場所は、徳島県鳴門市北灘町の「瀬戸内海国立公園」内の国有地の一角です。 この場所は、自然公園法によって「特別地域」に指定されていて、国の機関が建物や道路を作る場合は、景観上問題がないか環境省と事前に協議することが定められています。 ところが、国土交通省徳島河川国道事務所によりますと、ことし２月、この場所におよそ５００平方メートルの仮置き場を設置し、その後、橋の塗り替え工事で出た廃棄物や道路の照明器具に使われていたＰＣＢの廃棄物などを入れたドラム缶およそ１００缶を保管していたということです。 徳島河川国道事務所は「事前協議が必要なことを知らなかった」としていて、環境省は景観上問題がないか現地調査を行うことにしています
