大津市で中学2年の男子生徒が自殺した問題を受けて滋賀県が設置したいじめ対策本部の初会合が30日に開かれ、大学教授など外部の有識者からなる研究チームを立ち上げ、いじめの再発防止に向けた対策を検討していくことを決めました。 対策本部は、男子生徒が自殺した問題を受けて、行政や教育委員会、それに警察が連携していじめを防ぐ対策を検討しようと滋賀県が設置しました。 30日に開かれた初会合で、本部長を務める嘉田知事は、「教育の独立性は守らなければならないが、社会が大きく変化しているなか、学校だけでなく県や警察、地域などすべての大人が連携して子どもの命を守っていかなければならない」と述べました。 そして、大学教授や弁護士など外部の有識者10人程度からなる研究チームを立ち上げ、全国のいじめの事例などを調査・分析し、再発防止に向けた対策を検討していくことを決めました。 滋賀県では研究チームの中間報告を受けて、