内戦状態のシリアから発射された砲弾が国境を越えて、隣国のトルコ側で犠牲者が出たことへの報復として、トルコ軍は4日もシリア領内に砲撃を続けているとみられています。 シリア北部に隣接するトルコの国境沿いの町、アクチャカレでは3日、シリア側から発射された砲弾によって市民5人が死亡し、これに対してトルコ軍は、シリア側に砲弾を発射し、即座に報復攻撃しました。 トルコのメディアは、4日朝も国境地帯で砲撃の音が響いていると伝えており、トルコ軍による報復攻撃が続いているとみられています。 また、トルコ政府は「治安を脅かす要因に対応するためだ」として、トルコ軍がシリア側に越境するために必要な国内の手続きを進めていることを明らかにしました。 シリアの反政府勢力を事実上支援しているトルコは、シリアの市民の避難場所として、国境付近のシリア側に緩衝地帯を設けるべきだと主張しており、今回の報復攻撃を機に、軍を越境させ