【女性が社会で活躍する時間が、ない】 経済協力開発機構(OECD)は、今年3月8日の国際女性デーを前に、加盟国の家事時間に関する調査結果を発表した。 その調査結果をみてみると、わが国の「女性活用がなかなか進まない」背景に、やはり、伝統的な家族観に基づく男女間の家事分担負担の違いが大きな障害となっていることが浮き彫りになっていた。以下はOECDデータより筆者が作成した「男性が家事しない国ランキング」である。 左表は、OECDが集計した、成人男女それぞれが家事・買い物・育児・介護・雑用などの「無償労働」に費やす時間に関する統計データから、男女の時間差を算出し、男性が女性よりもどれくらい無償労働しないか、というランキングを作成したものである。メディアでは単独の男性の家事時間だけが話題となったが、韓国のように女性の家事時間とのバランスをみると日本よりは女性に家事偏重ではない国もあるため、男女差を集
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