尖閣諸島の国有化を巡って中国の反発が強まるなか、17日から東京で開かれる予定だった、日本と中国の若手作家の会議が、中国側からの申し出で中止されることになりました。 中止が決まったのは、法政大学と中国社会科学院が、17日から2日間にわたって、東京・千代田区の法政大学のキャンパスで開く予定だった、「日中青年作家会議2012」です。 この会議は日本と中国の若手作家が文学について語り合うというもので、日本側からは芥川賞作家の平野啓一郎さんや綿矢りささんら9人が参加し、中国側からは11人が来日する予定でした。 ところが、今月14日になって、中国側から「現在の状況を考えると、計画どおり会議を開くことは難しくなった」と連絡があったということです。 尖閣諸島を巡る日中関係の悪化が影響しているとみられています。 法政大学は、国際文化学部のホームページで急きょ、文書を掲載し、中止を知らせています。 実行委員会