児童養護施設の団体などから内容改善を求められ、番組を提供するスポンサー企業8社すべてがCMを見合わせた日本テレビ系「明日、ママがいない」(水曜後10・0)の第3話が29日、予定通り放送された。同局はACジャパン(旧公共広告機構)の公共CM10本を中心に差し替えて対応した。全国児童養護施設協議会(全養協)からは、ドラマを見た女子児童が自傷行為をした事例などを盛り込んだ新たな抗議書が同局に届いた。(サンケイスポーツ) スポンサー企業8社のCM放送も、企業名の表示も、一切なし。そんな異常事態の中、予定通りドラマは放送された。 この日も芦田愛菜(9)主演で児童養護施設を舞台に描かれ、最初のCMが流れたのは午後10時12分。公共CMが4本立て続けに流れ、その後も公共CMが相次いだ。CMだけ見れば、東日本大震災後の民放テレビ番組をほうふつとさせた。ドラマの後半は公共CMのほか、スポンサー企業以外の短い