◇厳しい民主批判影響? 知事選の各候補者が街頭などで配るチラシなどに、政策の数値目標などを明記した公約「マニフェスト」の文字がほとんど見られない。数年前には、全国の様々な選挙で候補者が取り入れるほど“流行”していたが、民主党が政権奪取後にマニフェストの大半を実現できず、厳しい批判を受けていることが影響しているとみられる。 2008年の前回選では、立候補した2候補ともマニフェストを作成したが、今回選で自身の公約を「マニフェスト」と称しているのは、医師・山崎俊一郎候補(46)のみ。元共産党県委員会副委員長・大西幸一候補(72)(共産推薦)、前天満屋社長・伊原木隆太候補(46)(自民、公明、たちあがれ日本推薦)、前県議・一井暁子候補(42)は、マニフェストという言葉を使わず、数値目標もほとんど入れていない。 ある陣営幹部は「民主党政権が揺らぐなか、マニフェストに対する印象が悪すぎる」と話す。他の