外資系広告会社の動勢が注目されている。オムニコムやWPPなど世界No.1、No.2の広告会社グループと日本の広告会社の提携・再編も進行している。世界第2位の広告市場である日本に最近進出してきた外資系広告会社のねらいは何か。日本とのビジネスルールの違いはどこにあるのか。I&Sに資本参加したBBDOと、WPPグループの中核企業であるオグルヴィ&メイザーに聞いた。また、ワールドワイドな広告会社グループ誕生の経緯についても整理した。 BBDOは、世界最大の広告会社グループ米オムニコムグループ(ニューヨーク)の中核企業だ。現地の広告会社と組んだ世界展開を方針とし、日本のクライアント獲得にも強い意欲を見せる。関連するメディアバイイング会社OMDは、アメリカ全土、ヨーロッパ全域でトップの実績を持つ。 各国広告会社とのパートナーシップ ――BBDOは今回I&Sに資本参加したが、その意図をまずお聞かせくだ