『ナブッコ』(Nabucco)、原題『ナブコドノゾール』(Nabucodonosor)は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した全4幕からなるオペラである。題材を旧約聖書(ユダヤ教聖書)の『エレミヤ書』と『ダニエル書』から取っている。 1842年にミラノ・スカラ座で初演された。ヴェルディにとって3作目のオペラだが、初めて大成功を得た出世作として知られ、特にその第3幕での合唱「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って(Va, pensiero)」は今日のイタリアにおいて国歌並みに、あるいはそれ以上に有名な旋律となった。ナブッコとは、日本では普通ネブカドネザルとして知られるバビロニアの王の名前である。 原語曲名:Nabucco (Nabucodonosor) 原作:旧約聖書中の人物伝に基づき、オギュスト・アニセ=ブルジョワおよびフランシス・コルヌの著した戯曲『ナブコドノゾル』(1836年パリ初演)、および