アウトライン 1A 召命から逃げる預言者 1 2A 死から救われた祈り 2 3A 悔い改める異邦人 3 4A 怒る預言者と慰める神 4 本文 ヨナ書を開いてください。ヨナ書は私の大好きな預言書です。そしてヨナも、私にとってとても好きな預言者です。こう言うと、皆さんは驚かれるかもしれません。「神の召命から逃げ、神の命令に反抗し、そして怒り落ち込むヨナがなぜ好きなのか?」と思われるでしょう。けれども、そのヨナを憐れみ、懲らしめながらも救ってくださる神、そして何よりも、あの残虐で高慢なアッシリヤ人を赦したいと願われる、神の憐れみがこの書には前面に出ているからです。 この預言書は神のユーモアと言っても良いかもしれません。その他の預言書は、「主の御告げ」と言って、主のイスラエルやユダに対する、または諸国に対する言葉が書かれています。けれども、ヨナ書は、その神の言葉が初めから途切れています。語るべきヨ