『世界の起源』(せかいのきげん、仏: L’Origine du monde, 英: The Origin of the World)は、ギュスターヴ・クールベ作の油彩画である。1866年作。およそ46 × 55cm(18.1 × 21.7インチ)。ベッドの上で足を開いた裸の女性の性器と腹部をクローズアップで描写している。 この絵が描かれた当時、クールベのお気に入りのモデルは、ジョアンナ・ヒファーナン(Joanna Hiffernan)、通称ジョー(Jo)と呼ばれる女性だった。当時、彼女の恋人はアメリカ人の画家でクールベの信奉者のジェームズ・マクニール・ホイッスラーであった。 クールベはまた1866年に La belle Irlandaise (『美しきアイルランド女(ジョーの肖像)』)という、ヒファーナンをモデルにした絵を描いた。クールベは画業において4枚のヒファーナンの肖像を書いている。