舌形動物(したがたどうぶつ・ぜっけいどうぶつ、学名:Pentastomida、英: tongue worm)は、主に脊椎動物の呼吸器に寄生する動物群[4]。五口動物ともいい、シタムシ、舌虫類、舌形類と総称される。かつては節足動物に類縁の動物門である舌形動物門として区別されていたが[5]、のちに節足動物門の甲殻類に含まれることが明らかになった[6][7][8][9][10]。甲殻亜門では多系統群である顎脚綱の1亜綱とされたが[3]、のちに単系統群であるウオヤドリエビ綱に分類されている[2]。 学名「Pentastomida」(pente=5+stoma=口)は、頭部にある口と鉤を「5個の口」とみて名付けられたもので、五口動物はこの直訳である[4]。学名は Pentastomida の他にも、Pentastoma(ただしこれは本群に分類される1属 Linguatula のシノニムでもある[11
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