オマル・ハサン・アフマド・アル=バシール(アラビア語: عمر حسن أحمد البشير、Omar Hasan Ahmad al-Bashīr、1944年1月1日 - )は、スーダンの政治家、軍人。1989年にクーデター(英語版)によって軍事政権を成立させて政権を掌握。30年にわたり同国大統領として政権の座を維持してきたが、2019年4月に国防軍にクーデターを起こされ失脚した(2019年スーダンクーデター)。また、与党国民会議の議長(党首)も務めた。2003年から続くダルフール紛争での集団虐殺に関与したとして国際刑事裁判所から逮捕状が出されている[1]。日本国内のメディアでは「バシル大統領」と表記・呼称されることが多い。 1989年のクーデターでアハメド・アル・ミルガーニーに代わり国家元首となったバシールは、血と恐怖、そして独裁体制で国を統治。熱烈な反米・イスラム主義者で、イスラム