第124回「無から有を生み出すBizモデル②‐今後発展が期待されるESCO」 2012年11月01日 無から有を生み出す典型的なビジネスとして、今回はESCO(エスコ)事業を考えたい。ESCOはエネルギー・サービス・カンパニーの略で、エネルギー・コストの削減やCO2排出量の削減が本事業の目玉であり、ESCOに仕事を依頼した側も、さらにESCO自体もそれなりに儲かるというWIN-WINの関係が仕組まれる。 この動きは省エネやCO2削減で規制を強化しようとしている政府の動きと一致している。ただ省エネなどを実施するにはそれ相当のコストがかかる。そうでなくとも経済環境が悪い中で実施主体が足踏みするのはこのためだ。しかし規制の影は背後から迫っている。板挟みとなっていると言っていい。この板挟みをビジネスに変えようというのがESCOで、ある意味ではソーシャルビジネスの一種といっていい。 ESCOは省エネ