議会議事堂でグルジア王国時代の国旗を掲げてデモを行う市民 2003年11月8日 バラ革命(バラかくめい、グルジア語:ვარდების რევოლუცია vardebis revolucia)は、2003年にジョージア(グルジア)で起こった、エドゥアルド・シェワルナゼを大統領辞任に追い込んだ暴力を伴わない革命である。 グルジアでは1992年以降、シェワルナゼを最高指導者とした統治体制が築かれていた。シェワルナゼ政権は漸進的で穏健な統治を推進していたが、しかしそのことが体制内に事なかれ主義を蔓延させ、政権周囲の一派にグルジアの経済成長を阻害することになる汚職が拡大していく原因となった。当時のグルジアは西欧の水準から見て経済の状態が非常に乏しいものであり(旧ソ連、旧東欧諸国の中では、経済は当初は比較的安定していたほうではあったが、東欧革命後の経済成長の退潮も影響を及ぼした)、またロシアの支援を