安全保障問題の研究で世界的に知られるイギリスのシンクタンクの所長がNHKのインタビューに応じ、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題で日本に強く反発する中国について、「20世紀型の国家だ」と辛辣(しんらつ)な見方を示したうえで、日本に冷静な対応を呼びかけました。 イギリスのシンクタンク「英国王立防衛安全保障研究所」のクラーク所長は、安全保障問題の国際会議などに出席するため日本を訪れており、都内でNHKのインタビューに応じました。 クラーク所長は、日本の尖閣諸島の国有化以降、周辺海域で中国が日本領海への侵入などを繰り返していることについて、「ヨーロッパからみても、この問題がとてもデリケートであることはよく分かる」と述べたうえで、「世界には一昔前の方法で力を行使しようとする国がある。その意味で中国は巨大な20世紀型の国家だ」と中国に辛辣な見方を示しました。 そして、「日本は国際法に基づく毅然とした外交を進