恐怖(きょうふ)、または恐れ(おそれ)(英: fear)は、動物や人間のもつ感情の一つで、こわいと思うことやその気持ち[1]。 概説[編集] ブリタニカ国際百科事典によると、恐れとは典型的な情動のひとつで、有害な事態や危険な事態に対して有効に対処することが難しいような場合に生じる、とのことである[2]。 ブリタニカ国際百科事典によると、恐れの中でも具体的な事態になっておらず明確な対象があるものが「心配」だという。また、具体的な事態になっておらず、かつ明確な対象もないものが「不安」だという[2]。 事態から逃避しようとする行動の傾向、心拍数の増加、顔面から血の気が引く、震え、発汗などといった身体的反応が伴う[2]。恐れが強い場合は、行動に麻痺が起きる[2]。 河合隼雄は、恐怖について「人間は自分の人生観、世界観やシステムを持ちながら生きているが、それをどこかで揺り動かすもの」と定義したうえで